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Gin 1.11.0リリース!HTTP/3、フォーム機能改善、パフォーマンス向上など

Gin v1.11.0が登場

人気のGo WebフレームワークGinの新バージョン1.11.0が、数々の新機能、パフォーマンス改善、バグ修正を携えてリリースされました。今回のリリースも、Ginの高速性・柔軟性・モダン開発の追求が反映されています。

🌟 主な新機能

  • 実験的HTTP/3対応: Ginはquic-go経由で実験的にHTTP/3をサポート!最新のWebプロトコルを試したい方はぜひ。(#3210)

  • フォームバインディングの強化:

    • フォームでの配列コレクション形式に対応 (#3986)
    • フォームタグの文字列sliceカスタムアンマーシャル対応 (#3970)
    • コレクションのデフォルト値対応 (#4048)
  • バインディング型の拡張: 新たにBindPlainでプレーンテキストを簡単にバインディング (#3904)、unixMilli・unixMicro形式もサポート (#4190)。

  • Context APIの改善: GetXxxがGoネイティブ型の取得にさらに対応し、型安全なデータ取り扱いが容易に (#3633)。

  • ファイルシステム拡張: 新しい OnlyFilesFS がエクスポートされ、テスト・ドキュメントも充実 (#3939)。

🚀 パフォーマンス&強化

  • フォームデータのより高速な処理: フォーム解析が内部で最適化され、処理性能が向上 (#4339)。
  • コア・レンダリング・Contextロジックのリファクタリング、堅牢性と明瞭さ向上(PR一覧はchangelog参照)。

🐛 バグ修正

  • ミドルウェアの信頼性向上: まれなミドルウェア再エントリ問題が修正されました (#3987)。
  • TOMLフォームバインディングの安定性向上 (#4193)。
  • 空のツリー上での“method not allowed”リクエストでpanicしなくなりました (#4003)。
  • Context競合や各種安定性も着実に改善。

🔧 ビルド・依存関係・CIの更新

  • CI/CDでGo 1.25サポート、より厳格なコード品質lintersの追加 (#4341, #4010)。
  • CIにTrivy脆弱性スキャンを統合 (#4359)。
  • sonic、setup-go、quic-goなど依存パッケージのアップデートも多数。

📖 ドキュメント更新

  • ドキュメント拡充、changelog更新、サンプルや文法改善、新たにポルトガル語版も追加 (#4078)。

Gin 1.11.0はコミュニティの活力と継続的な開発の証です。全てのコントリビューター、バグ報告者、そしてユーザーの皆さまに感謝します。Ginを現代Web開発の最前線で活かしてくださり、ありがとうございます。

Gin 1.11.0をぜひお試しください!GitHubでアップグレード。フィードバックもお待ちしています。